公平なエリシフ
【こうへいなえりしふ】
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スカイリムったー New
少しフォローをしておくと、彼女はトリグ王の死後、上級女王を名乗る気があれば名乗ることも出来たが、ストームクロークの反乱が落ち着く迄は、そのようなことをしている場合ではないと理解している。
又、オラフ王の焚刑祭ではヴィアルモが詩歌を詠む前に祭りに対して一定の理解を示す発言を既にしている。
少なくとも年若い自身の能力不足、指導力不足を理解して周りの執政達の意見を聞くだけまだマシな方に分類出来る首長ではないかと。
ウルフリックはヨルレイフの言を重んじていることを、他ならぬヨルレイフ自身が言及しているので、それは誤りである。
ブランウルフの事を言っているのなら、彼は執政ではないので、それもまた誤りである。
このように、やや言いがかりめいたウルフリック非難でエリシフを正当化するのも、また誤りである。
より正確な表現で言えば、
「見目麗しいだけの女性を、傀儡に過ぎないとはいえ、首長の未亡人だという理由だけで新たな首長に据えると、彼女のように弊害が多い場合がある」
とするべきだろうね。
何れにせよ、他に適当な人物が皆無であろうことは事実のようではあるが。
残念ながら「無能な働き者」である。
伝統ある焚刑祭を禁止し、繰り返される公開処刑によって街の雰囲気を暗くさせたのは、主に彼女の私情によるもの。
トリグの埋葬をタロス式で行うのも、内密にとはいえサルモールに発覚すれば国際問題ものの暴挙である。
停戦交渉の際の発言も場を乱す以外の働きは無い。
いわば、彼女の存在そのものがソリチュードにとっては爆弾そのものと言え、無力な傀儡に過ぎないことが、
かろうじてその歯止めとなっている。
そういった描写は特にゲーム中には存在しないので注意されたし。
他ならぬエリシフ自身が証明するところである。
女性にとって外見の美しさは生まれ持った役得。必ず役目が存在する。
彼女を妃に迎えることも考えているかもしれない。
「暗愚な君主から美しい女性を奪い去った英雄」なんてのはよくある話である。
「無能な怠け者。これは総司令官または連絡将校に向いている、もしくは下級兵士」
総大将に求められる能力は自ら辣腕を振るう能力ではない
有能な部下を集める能力とその意見を吸い上げる自己判断能力の低さ
双方を満たしている以上彼女は理想的な総大将と言える
まあ見ていてイラつく人が居るのも事実だろうが
夫がウルフリックにノルド式の慣習で殺されたのに上級王の地位を望むなど
挑まれれば断りきれない上級王のリスクを理解していない感じだ。
内戦勝利後はいずれ上級王になるウルフリックにとっては民衆の猛反発が予想される
帝国の影響が強かったソリチュードには現状を理解できない彼女を置いておいた方がリスクが少ないと判断したんだろう。
二つ名の《公平》も何も知らないから公平に接せられるという意味なのかもしれない。
だが一人の女性として見れば
上級王の妻に相応しい美貌を備え
愛した夫の死後も魂の安息を心配し
夫の遺志に則って弔おうとする一途な愛情もあり
突然降りかかった重責に挫けることなく
周囲からの期待に応えようと、健気に励む一面を持つ
例えれば『雪原に咲く一輪の麗しき花』の様な人物である。
下記の様な状況になるように思われる。
自分の関係者が大犯罪に係わってると悟るや否や
即座に自らの拳で揉み消しに掛かる雄々しき決断を見ると
麗しき彼女もやはり真のノルドだということを思い知らされる。
例えば「死するまで拘束される」では、混乱に乗じて暴れだす野蛮で、
礼儀知らずなノルド一家へ正義の鉄拳を振るう彼女の姿が!
(話聞くだけの役立たずなドヴァーキンは是に当てはまらない。)
大抵皇帝直属のインペリアルにボコボコにされてうずくまるが、
その姿もまた麗しいのだ。
まあ、執政のファルクや魔術師のシビルまでも迷信や考え過ぎと断言し、他の従士が黙りを決め込んでいる点を考えると、「エリシフだけでなく、そもそもブルーパレスの面々自体に問題があるのかもしれないが。
戦争で他に余力を避けないのは分かるが、旅人や住民が行方不明になっている事件を、衛兵の増員で解決した気になっているのはいかがなものだろうか。(一応ドヴァキンに調査を依頼はしてるので放置はしてないのか?)
ソリチュードの人々もそのあたりに理解があるのか、彼女の失点を論って悪し様に言ったりする者はほとんど見られない。
ノルドの慣習法は帝国法では認められていないので帝国側のソリチュードで処刑されるのは当たり前である。
・同じく古来からの伝統ある祭典を私情で禁止。
・それが自分の立場に都合の良いものだと判明すると態度を一転。
私情で禁止したのはその通りだが態度が一転したのは都合が良いからではなく祭りが行われる理由に納得がいったからである。
・タロス崇拝禁止に与力しておきながら夫の葬儀はタロス式。
タロス式とはノルド式の間違いではないだろうか。
タロス式の葬儀とやらをしていないから夫の遺言を成就させるために遺品をタロスの祠に供えてほしいという依頼をドヴァーキンにしているのだが。
・責任を帝国の将軍に丸投げして地位だけは要求。
丸投げしたのではなく地位だけを与えられているのである。
操り人形と言われる所以。
・宮廷内に奸臣を跳梁させる。
奸臣とは誰の事なのかさっぱりである。
一番それに近いのはシビルかもしれないが別段何か政権転覆などを考えているわけでもない彼女を奸臣呼ばわりするのは失礼である。
これが統治者としての最大の不幸であろうか。
若いゆえ、まだ私情に振り回されており、
ソリチュードにとって重要な貿易方面の実権はエリクールの発言を見る限り、彼に握られていそうな節もある。
(未実装のクエだが彼女が死ぬとエリクールが首長になるそうだ)
帝国・ストームクローク双方にとっては都合のいい首長である。
これからどう上手く双方と敵対せずに傀儡から地盤を固めていくのかが彼女の課題だろう。
とはいえ、
ウルフリックへの怒りもあるだろうがノルドの慣習といえど帝国法を破った人間をきちんと処刑しており、
(こういう時、迂闊に赦免すると法を破る人間が続出するものである)
こっそり角笛を主人公に託してタロスの祠に捧げるなど、ちゃっかりしている場面もある。
・ノルド古来の慣習法に従った門番を私情で公開処刑。
・同じく古来からの伝統ある祭典を私情で禁止。
・それが自分の立場に都合の良いものだと判明すると態度を一転。
・タロス崇拝禁止に与力しておきながら夫の葬儀はタロス式。
・責任を帝国の将軍に丸投げして地位だけは要求。
・宮廷内に奸臣を跳梁させる。
など、枚挙に暇が無い。
「公平な」とは明らかに誤訳ではあるが、某「親切者」や「偉大なる」首長と同じく、
結果的に底意地の悪い皮肉を込められた意訳となっている。
ストームクロークに都市を占領された際はウルフリックの温情で生かされたことになっており
執政のファルクはそのエリシフへの対応を見事と論じている。
どう転んでも人々からよい目では見られない不遇の女性である。
吸血鬼ドヴァキンなら、夜のソリチュードに寄ったついでにツマミ食いしてみるのもオツ。
そういえば、ここの宮廷魔術師も…
けして無能ではなく、しかし有能すぎず…
と、神輿として担ぐにはこれ以上ないだろう女性。
ウルフリックが生かしておくのも頷ける。
…が、担いでるのが己である限り
彼女が十全に神輿たりえないことを
ウルフリックは気づいているのだろうか?
しかしドヴァキンとヴィアルモが(捏造を混じえて)復活させた詩歌を聴くと態度が一変。
悪しき王に対する正当な処罰として焚刑祭を絶賛するようになり、
「年に一度と言わず毎週やりましょう」と凄いことを言い出す。
傀儡として生かしておいた方が得だとウルフリックは判断したようだ。
現在は亡き夫の後を継いでソリチュードの首長の座についている。
人柄は穏やかだが、夫の仇であるウルフリックへの怒りは強い。
その立場上、帝国には政治的にも軍事的にも同調する姿勢を見せているものの、
密かにトリグの遺品をタロスの祠に供えて欲しいとドヴァーキンに頼んでくるなど、
彼女個人の心情は複雑なものがあるようだ。
原語ではElisif the Fair
fairには「公平な」以外にも「美しい」「魅力的な」という意味もある。
作中で特に公明正大な名君ぶりを発揮する場面があるわけでもないので、
本来なら「麗しきエリシフ」あたりが妥当な訳か。実際、結構な美貌の持ち主。