変容せし者
【へんようせしもの】

2. 2013/08/08 17:31:37 , Argonian Thief

おそらく、オーク誕生の神話をダークエルフ視点からみた物語。
この書籍では、一般的に広まっているトリニマックがボエシアに食べられるシーンが
逆にボエシアがトリニマックの口の中に入って民衆を扇動するというくだりになっており
策謀の神ボエシアらしい演出となっている。

しかし、これではトリニマックがマラキャスになる理由が分からずじまいになっている。
もっとも、熱心なダークエルフからすればトリニマックの頃から
恐ろしい姿をしていて、名前が変わっただけだと一蹴されそうだが・・

1. 2013/08/08 17:07:49 , Argonian Thief

かつて、ニルンをさまよう原初の神々の中で、最も力を振るっていたのが『トリニマック』であった。
トリニマックはアルドメリを長きに渡りだまし続け、涙によって先祖の誇りを汚した。

それである時、早熟で若き王子『ボエシア』がトリニマックを騙し、口の中に入るよう仕向けた。
ボエシアはその後しばらく、トリニマックの口を借りて民衆に語った
原初の神々、エイドラは虚言の塊であり、当然トリニマックも大嘘つきである。と

彼は続けて三つの角の真実を伝え、メファーラとともにサイジックの企てを伝えた。
家の建て方とその角に埋めるべきものも教え、肌の正しい見せ方も見せたし、
大いなる旅を実現させるための歩き方も教えたという。

こうして、トリニマックの口からでてきたボエシアは言った事全てを証明させると
彼の新たな民は容易に変容せし者になったのだそうだ。