鍛冶の試練
【かじのしれん】
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2. 2013/05/20 13:35:47

狂気に落ちた皇帝ペラギウス３世に代わって王座についた女帝カタリア１世の逸話。
帝国史初のダンマー皇帝である彼女に対する風当たりは強く、
帝都議会の公爵や従士はいかに彼女の無能さを世間に知らしめるかに執心していたのである。

ブラックマーシュの戦いに適した武具を作れる鍛冶師について協議した時、
カタリアはブラックマーシュの事情に通じる旧知の元奴隷鍛冶師ハザジールを紹介した。
議会がここぞとばかりにそれを嘲笑して名を挙げたのが帝都一と名高い匠シロラス・サッカスである。

議論の末、鍛冶師２人による武具の競作、並びにそれを身につけた同力量の戦士２人による一騎打ちが組まれる。
かたや重厚な黒檀の鎧と燃え盛る魔剣を身につけたサッカス側の戦士、対するは古ぼけたようなみすぼらしい軽装のハザジール側の戦士。
すでにカタリアの恥辱は目に見えたかのようだったが……？

1. 2013/05/13 21:54:43

前作、前々作から引き続いて登場の鍛冶のスキルブック。マイモフォナス著。
帝都最高峰と謳われた名匠、シロラス・サッカスと、奴隷出身のアルゴニアン、ハザジールという2人の鍛冶屋のお話。
非常にどうでもいいことだが、前作日本語版では、ハザジールはかつて「ヴィヴェック」に住んでいたことになっていたが
今作では表記が「ヴィベク」に改められている。

ちなみに前作ではハザジールの遠戚であるジン＝ウルムというアルゴニアンから鍛冶の訓練を受けることができた。
彼の子孫もまた、戦火に巻き込まれていなければシロディールのどこかで鍛冶屋を営んでいるのだろうか。興味深いところである。